邪魔なThumbs.dbを削除する方法(049)

WEBクリエイタらしく、たまにはWEB制作のTIPSとかを公開したいと...。その割には、ずいぶんと初歩的な内容のように思えるかもしれませんが、小さなことをちゃんとできないと、大きなこともできないんですよ。世の中、そういうもんです。

Thumbs.dbについてと削除する目的 - 小バカにされないために

Thumbs.dbは、Windows OSが自動的に隠しファイルとして作成する画像サムネイルファイルです。フォルダメニューの「表示>縮小版」を選択するとファイルの中身が縮小画像で表示されますが、その縮小画像のデータをまとめてキャッシュしているのです。デフォルトで作成するように設定されているので、作成しないように設定を変更しない限り、Thumbs.dbがなくなることはありません。設定方法は、後述の画面キャプチャをご覧ください。

なぜ、このThumbs.dbを削除しなくてはならないかというと、FTPクライアントでファイルをアップロードする際に、WEBサーバにとってはまったく無意味なThumbs.dbファイルがアップロードされてしまうからです。しかも知らないうちに、かなりファイルサイズが大きくなるので(数MBになる場合もあります)、邪魔で目障りな存在なのです。こうなってしまう理由を挙げると

  • 隠しファイルなので、フォルダを見てもThumbs.dbの存在に気づかない。
  • 理由はよくわからないが、少しずつ肥大化する。
  • すべてのフォルダで作成されるわけではない。

隠しファイルなので、HTML作成作業中には気づくことが難しく、フォルダ単位でアップロードした時にThumbs.dbはアップされます。どうでもいいファイルなので、放っておいてもHDDを圧迫する以外の実害はほとんどないのですが、WEBクリエイタの場合だと、どうでもいいファイルとはいえ無駄なデータを公開サーバ上に放置してしまう無神経でスキルの低い作業者の証であるかのように、同僚や同業者に見られてしまう場合があります。とても小さなことで、なんでそこまでとは思いますが、そういう考え方の一つ一つが品質を支えているのです。小さなことだとバカにせず、小さなことだからこそ、ちゃんと注意を払いましょう。

設定方法の画面キャプチャ

下の2枚の画像を見れば、大体わかると思います。設定後は、隠しファイルが表示できるFTPクライアントなどでThumbs.dbがどこにもないことを確認しましょう。

写真:フォルダオプション選択
フォルダオプション選択
写真:「縮小版をキャッシュしない」を選択したら「すべてのフォルダに適用」しよう
「縮小版をキャッシュしない」を選択したら「すべてのフォルダに適用」しよう

Thumbs.dbを削除しない方が良い場合

フォルダの表示で縮小版を多用していて、上の設定を行ったことで、表示の待ち時間が長くなったら、設定を元に戻しましょう。1つのフォルダにファイルを多く保存している場合に起きやすいと思います。

その他、不要なファイルの代表的なもの

Thumbs.dbと同様に、Mac OS X が自動的に作成する「.DS_Store」やDreamweaverが作成する「_note」フォルダなどもWEBサーバには不要のデータです。「_note」についは、SEOについての覚書さんの「_notesフォルダとは」に生成されないように設定する方法が紹介されています。これらがある場合は、作成されないような設定にしておく方が面倒がなくてよいと思います。

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